◆鰯の漢字の由来 イワシの漢字の由来は、他の魚の餌にばかりなり、また、水揚げ後の傷みも早いことから、「魚」に「弱し」を付して、日本で作られた国字(会意)になります。会意とは、漢字の造字法のひとつで、既存の文字を組み合わせて、意味と意味をあわせたものになります。 ◆鰯の旬 イワシの種類は数百あると言われていますが、食用として一般に流通しているものには真鰯(まいわし)や片口鰯(かたくちいわし)、潤目鰯(うるめいわし)などがあります。真鰯の旬は5月から10月、片口鰯、潤目鰯の旬は5月から8月といわれています。 ◆イワシ料理 イワシは、漁獲量が多く伝統的に大衆魚に位置付けられ、昔から色々な調理法が工夫されてきた魚です。イワシ料理には、刺身、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、ショウガ煮など数多くあります。ミンチにしてつみれやハンバーグにしても美味しく食べられます。稚魚や幼魚はちりめんじゃこ、釜あげしらすや煮干しの材料になります。 鰯> ◆イワシ釣り カタクチイワシは、沿岸域や外洋の表層や中層を大きな群れをつくって移動するので、群れが接岸するとサビキ仕掛けで大量に釣れため、初心者やファミリーフイッシングにぴったりです。 ◆イワシの三枚おろし 三枚おろしは、魚をおろす基本になります。三枚におろせる魚には、鰯、 鯵(あじ)、 鰹(かつお)、 鱸(すずき)、 鯛(たい)、 鯖(さば)、 鰤(ぶり)などがあります。 三枚おろしの「三枚」は、背骨をはさんだ両側の身と背骨を合わせた数のことです。最初は背骨部分がうまくおろせないこともありますが、数をこなせば必ず上達します。 |