2021/3/20更新旬の魚魚へん漢字難読魚名出世魚春夏秋冬魚の諺寿司ネタ

魚の旬(しゅん) 一覧 さかな.jp


魚の旬を紹介します。旬とは、ある特定の食材について、他の時期よりも美味しく食べられる時期です。旬の意味として「美味しい時期」の他に「季節を先取りする時期」とか「収穫量がピークに当たる時期」などで使われることがあります。 たとえば、カツオは本来の旬が秋ですが初夏のカツオは「初鰹」として珍重されます。また、ウナギは本来の旬が晩秋から冬ですが出荷量は夏の土用の丑の日(7月20日から30日の一日)が年間最多となります。



・旬の魚を見る春(3月〜5月)夏(6月〜8月)秋(9月〜11月)冬(12月〜2月)

▼春が旬の魚(3月〜5月)


たい
鯛の旬は、鯛が5月頃に産卵するので産卵期直前の桜の季節(2月から4月)です。この時期の鯛を「桜鯛」と言って珍重されます。 しかし、明石海峡あたりでは9月あたりから脂が乗り始め10月からが本当に美味しい2回目の時期を迎えます。 ⇒鯛の情報

さわら
鰆の旬は、回遊魚なので群れが沿岸を通りかかる時期がその地方の旬となります。瀬戸内海などでは、サワラが産卵にやってくる時期が春なので、春が旬になります。 地方によっては、寒い時期のサワラが脂がのって、とても美味しくなり、寒ザワラ(かんざわら)と言います。 ⇒鰆の情報
細魚
さより
細魚の旬は、3月から5月です。福井県の若狭湾では4月5月に漁獲されます。 釣りの対象魚としても好まれ、関東では一般的なウキ釣りやフカセ釣りが行われています。 ⇒細魚の情報

にしん
ニシンの旬は、3月から4月です。ニシンの産卵は、北海道厚岸湾で11月から始まり、北海道西岸で3月下旬から6月下旬になります。昔は、3月になると、大群をなして北海道沿岸に寄ってきたことから「春告魚」と呼ばれていましたが、乱獲によりその数が激減しました。 ⇒鯡の情報
蝦蛄
しゃこ
シャコの旬は、産卵期である春から初夏です。エビよりもアッサリとした味で寿司種にされます。捕脚肢の身は「シャコツメ」と呼ばれ、数匹分をまとめて寿司の軍艦巻きで食べられます。 ⇒蝦蛄の情報

あさり
あさりの旬は、産卵時期直前の春と秋です。関東では5月と10月が産卵期で、直前の3月4月および9月が身がつまっていて旬になります。 ⇒鯏の情報
・旬の魚を見る
春(3月〜5月)夏(6月〜8月)秋(9月〜11月)冬(12月〜2月)

▼夏が旬の魚(6月〜8月)


きす
キスの旬は、晩春から夏になります。高級寿司店では、キスを昆布でしめて寿司種にして出されます。一年を通してあまり味が変わらないので天ぷらなどでも良く食べられます。 ⇒鱚の情報

かれい
カレイの旬は、種類によって異なります。マコガレイの旬は、関東圏で5月6月、東北で7月8月になります。ヤナギガレイやナメタガレイの旬は、10月から2月になります。 ⇒鰈の情報

いわし
鰯の旬は、5月から10月です。種類が数百ありますが食用として流通しているものには真鰯(まいわし)、片口鰯(かたくちいわし)、潤目鰯(うるめいわし)があります。真鰯の旬は5月から10月、片口鰯、潤目鰯の旬は5月から8月です。 ⇒鰯の情報

あゆ
鮎の旬は、夏場です。各地で水産資源保護のために禁漁期間が定められています。一般的に11月から5月まで禁漁になるため、旬は6月の解禁日とも言われています。実際には九州では6月下旬から7月、東北では7月から8月が旬になります。 ⇒鮎の情報

かつお
カツオの旬は、本来、秋ですが初夏のカツオは「初鰹」として珍重されますが、脂が乗っていないためさっぱりしています。9月から10月にかけての「戻り鰹」は脂がのっていてとても美味しいものです。 ⇒鰹の情報

あじ
アジの旬は、5月から7月頃です。回遊型のアジの旬は、九州で3月、駿河湾沖は4月、房総沖は5月、三陸沖は9月です。 ⇒鯵の情報

すずき
スズキの旬は、6月から8月です。島根県宍道湖のスズキは有名で、スズキの奉書焼きはこの地方の名物料理になっています。 ⇒鱸の情報
小鰭
こはだ
コハダの旬は、6月から8月です。鮗(コノシロ)は、5cmまでをシンコ、10cmまでをコハダ、14cmまでをナカズミと呼びます。寿司では、4cm位のシンコは1貫に5匹(5枚づけ)、6cm位は1貫に2匹(2枚づけ)、10cm位のコハダは1貫に1匹(丸づけ)、14cm位は1貫に半身(片身づけ)を使います。 ⇒鮗の情報

こち
コチの旬は、夏から秋です。マゴチは、漁獲が少ないのでほとんど店頭に並ぶことがない高級魚です。高級料理屋や寿司屋は、夏になると出すところがあります。 ⇒鯒の情報
雲丹
うに
ウニの旬は、初夏です。国内生産量のうち約半分を占める北海道では、礼文島・利尻島が6月から8月頃、知床羅臼が2月から5月頃に漁獲が行われます。 ⇒雲丹の情報
烏賊
いか
イカの旬は、多くの種類があることから夏説と冬説があります。ヤリイカの旬は6月から10月、コウイカ(スミイカ)の旬は9月から1月、アオリイカの旬は6月から8月、ホタルイカの旬は4月から5月中旬です。ホタルイカは富山湾が有名です。 ⇒烏賊の情報
章魚
たこ
たこの旬は、6月から8月です。麦の穂が出る頃(6月から7月)が柔らかくて美味しので、この時期のマダコを「麦わらダコ」と呼んでいます。関東では正月に酢ダコを食べ、関西では夏至から11日目の半夏生にタコを食べます。このため、関東ではタコの旬を冬とすることがあります。 ⇒章魚の情報
穴子
あなご
穴子の旬は、7月から8月にかけた時期になります。江戸時代から東京湾の羽田沖で捕れたものが江戸前の本場物とされ、現在でも東京湾岸各地で漁場となっています。 ⇒穴子の情報

うなぎ
うなぎの旬は、夏の土用の丑の日です。ウナギは本来の旬が晩秋から冬ですが出荷量は夏の土用の丑の日(7月20日から30日の一日)が年間最多となります。 ⇒鰻の情報

はも
鱧の旬は、7月と10月です。梅雨の水を飲んで育った「夏鱧」(7月)、産卵を終えて食欲が増し脂がのった「金ハモ」、「松茸ハモ」、「名残ハモ」などとよばれる「秋鱧」(10月)があります。 ⇒鱧の情報

あわび
アワビの旬は、産卵時期直前になりますが、産卵期の保護を目的に禁漁期間が定めらています。三重県漁業調整規則により9月15日から12月31日までの間、禁漁とされていますので、旬の時期は7月から9月上旬の夏場になります。 ⇒鮑の情報
・旬の魚を見る
春(3月〜5月)夏(6月〜8月)秋(9月〜11月)冬(12月〜2月)

▼秋が旬の魚(9月〜11月)

秋刀魚
さんま
秋刀魚の旬は、10月から11月です。秋の味覚を代表する魚で、秋に産卵のために寒流に乗って8月頃に北海道沖から三陸沖に南下し、さらに10月下旬から11月頃に常磐沖から銚子沖に達し、近畿・九州沖に南下します。11月頃が最も脂がのった旬になります。 ⇒秋刀魚の情報

さば
鯖の旬は、「秋鯖」と言われるように9月から11月です。サバは伊豆沖で春頃に産卵して、餌を食べながら北海道沖まで北上します。このサバが産卵のために南下を始めるので、脂が多い順に北海道沖、八戸沖、三陸沖、常磐沖、銚子沖、伊豆沖になります。 ⇒鯖の情報

さけ
鮭の旬は、秋です。9月から11月頃に産卵のために生まれた河川に戻ってくる直前の白鮭を「秋鮭・秋味(あきあじ)」と呼びます。卵巣、精巣が成熟しているためその身の栄養分や脂肪分が少なくなっており、あっさりとした味わいです。 ⇒鮭の情報
柳葉魚
ししゃも
ししゃもの旬は、10月から12月です。産卵のために10月から12月にかけて河川へ遡上し、雌は河床の砂礫に産卵します。産卵前のこの時期が旬になります。 ⇒柳葉魚の情報
・旬の魚を見る
春(3月〜5月)夏(6月〜8月)秋(9月〜11月)冬(12月〜2月)

▼冬が旬の魚(12月〜2月)


まぐろ
鮪の旬は、10月から1月です。クロマグロは、生後1年ぐらいの20kg以下をメジ、20kgから40kgをチュウボウ(中房)、それ以上の大きさをホンマグロと言います。日本近海物のクロマグロの旬は、メジが5月、チュウボウが9月10月、ホンマグロが10月から1月になります。 ⇒鮪の情報

ひらめ
ヒラメの旬は、10月から1月です。3月から7月頃までが産卵期で、産卵期が終わって餌を食べて脂がのってくる冬に獲れる平目は「寒平目」と呼ばれ美味しいものです。産卵後の夏場は「クソ平目」と呼ばれるほど食味が落ちると言われてますが夏場でもそれなりに美味い魚です。 ⇒鮃の情報
皮剥
かわはぎ
カワハギの旬は、肝が大きくなる11月から2月です。身の味は1年を通じてあまり変わらないので、フグやヒラメの味が落ちる夏場に良く使われるので、産卵期の6月から8月も旬と言われています。 ⇒皮剥の情報

たら
たらの旬は、12月から2月までの厳寒期の冬です。鱈の種類には、真鱈(まだら)助宗鱈(スケソウダラ)があります。「タラコ」はスケソウダラの卵巣、「白子(しらこ)」は主に真鱈の精巣が使われます。 ⇒鱈の情報

ぶり
鰤の旬は、12月から2月までの厳寒期の冬です。この時期は産卵期前で脂がのっていて「寒ブリ」と呼びます。「氷見ブリ」、「能登ブリ」、「佐渡ブリ」などが有名です。幼魚のワカシ(鰤は出世魚)は初夏に釣れることから、ワカシの旬は初夏になります。 ⇒鰤の情報
海老
えび
エビの旬は、甘海老が晩秋から冬が旬になり、芝海老が11月から2月が旬になります。車海老は、4月に10cm程度に成長したサイマキ(車海老の幼名)が10月頃に20cm程度になることから、6月から10月が旬になります。三重県産の伊勢海老は、10月に解禁され、11月から12月が最盛期になります。 ⇒海老の情報

かに
かにの旬は、漁期で決まります。ズワイガニ(越前蟹、松葉蟹、香箱蟹、セイコ蟹)の富山県以西の漁期は、雄が11月6日から3月20日、雌が11月6日から1月10日。毛蟹の北海道の漁期は、春がオホーツク海、夏が噴火湾、秋が釧路と根室沿岸、冬が十勝沿岸。タラバガニは、冬場が旬になります。 ⇒蟹の情報
海鼠
なまこ
ナマコの旬は、初冬です。味よりコリコリとした独特の食感を楽しむために、酢の物として食べることが多くなります。腸などの内臓を塩辛にしたものは「このわた」と呼ばれ、「うに」「からすみ(ボラの卵の塩漬け)」と並んで日本三大珍味のひとつとされています。 ⇒海鼠の情報
河豚
ふぐ
ふぐの旬は、「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われており、冬が最も旬になります。これは、成長したふぐが産卵のため日本沿岸に近づく時期になります。白子は産卵期の1月から3月頃にとれたものが特に美味しいと言われています。 ⇒ふぐの情報
鮟鱇
あんこう
あんこうの旬は、12月から2月です。あんこうは産卵を終えた7月から8月が禁漁となっています。春先は産卵の時期になると肝が小さくなります。肝が大きくなる12月から2月が一番美味しい時期になります。 ⇒鮟鱇の情報
白魚
しらうお
白魚の旬は、産卵期に川に上ってくる2月から4月です。宍道湖では11月中旬に解禁され3月がヤマ場とされています。料理は天ぷら、卵とじ、吸い物などで、高級食材として扱われます。 ⇒白魚の情報
公魚
わかさぎ
ワカサギの旬は、2月から3月です。漁期は、冬期(10月から3月)になりますが、特に脂が乗る時期は桃の節句(3月3日)の前後になります。 ⇒公魚の情報
笠子
かさご
カサゴの旬は、脂がのる1月から4月です。身は白身で脂がのっている割に締まっていて美味しいので、煮付けや鍋料理に使われます。 ⇒笠子の情報
・旬の魚を見る
春(3月〜5月)夏(6月〜8月)秋(9月〜11月)冬(12月〜2月)

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