◆鯵の漢字の由来 アジは、その「味の良さ」から名前がつけられたと言われたり、鯵の漢字の由来は、旁(つくり)の「参」の意味づけとして、「おいしくて参ってしまう」とか「アジが群れをなすところからあつまる(参集する)」とか「参月が旬だから」など諸説あります。 しかし、旁の「参」には意味がなく、ただ音を表すものと言われています。鯵の音読みは「ソウ(旧かなでは「サウ」)」ですが、これはもとの漢字が「魚偏+(操の旁の部分)」だったことからです。それが「ロ」3つが「ム」3つなどに簡略化(誤字?)して書かれて「魚參」となったからと言われています。「ソウ」は「生臭い」という意味もあり、もとの漢字の意味は「生臭い魚」という解釈もあります。中国でもアジは、鰺と表記します。 ◆アジの種類と旬 アジの種類は数百あると言われていますが、食用として一般に流通しているものにはマアジやムロアジ、シマアジ、メアジなどがあります。アジの旬は5月から7月ごろです。 しかし、相模湾のムロアジのように秋に漁獲があるようなものもあります。また、回遊型のアジは、九州で3月、駿河湾沖は4月、房総沖は5月、三陸沖は9月といわれています。 ◆アジ料理 アジは、刺身、タタキ、ナメロウ、さんが焼、塩焼き、から揚げ、フライ、南蛮漬、エスカベッシュ、水ナマス、つみれ汁など数多くあります。 アジ> ◆アジ釣り アジ釣りは、主に夏から秋にかけて行われます。釣りの入門魚としても親しまれ、初心者やファミリーフイッシングにぴったりです。どの釣り場にも親切な釣り人がいますので、その仕掛けや付け餌などを見せてもらい参考にすると良いでしょう。 ◆アジの三枚おろし 三枚おろしは、魚をおろす基本になります。三枚におろせる魚には、鯵(あじ)、 鰹(かつお)、 鱸(すずき)、 鯛(たい)、 鯖(さば)、 鱈(たら)、 鰤(ぶり)、 皮剥(かわはぎ)、 鶏魚(いさき)などがあります。三枚おろしの「三枚」は、背骨をはさんだ両側の身と背骨を合わせた数のことです。最初は背骨部分がうまくおろせないこともありますが、数をこなせば必ず上達します。 |